北見市二頃の玉ねぎ生産者 米森 淳史さん 歴史と団結の上にある 日本一の玉ねぎ農場 北見市二頃の玉ねぎ生産者 米森 淳史さん 歴史と団結の上にある 日本一の玉ねぎ農場 生産量日本一を誇る北見の玉ねぎ農場日本の食卓の4つに1つといわれる北見の玉ねぎはぎっしりと引き締まった玉が特徴水分量の少ない、実の引き締まった玉ねぎだからこそ長い貯蔵と全国的な流通に耐え食卓での美味しさが実現できる日本の食を支える玉ねぎ生産の裏側には生産者の団結と努力の歴史がある 北見の玉ねぎ生産について 北見の玉ねぎ生産は、約100年前に始まったと言われていて、私の家は本家の代も含め3代、玉ねぎ生産は40年以上になります。 今でこそ機械やコンテナも立派ですが、昔は手作業中心、コンテナも木で作られたものだったんですよ。 今は生産量が日本一ですが、地域で玉ねぎ生産が始まったころはゼロからのスタート、他の山地を目標にして皆で切磋琢磨し、ここまでの生産地に育ちました。 川の氾濫やひょう害といった自然災害も本当に脅威で、共済などが整備されていない時代は農業を続けること自体ままならなくなることも数多くありましたが、地域の農家の助け合いもあり、さらに生産組織も大きくなることで日本一の生産地になりました 北見の玉ねぎ生産について 北見の玉ねぎ生産は、約100年前に始まったと言われていて、私の家は本家の代も含め3代、玉ねぎ生産は40年以上になります。 今でこそ機械やコンテナも立派ですが、昔は手作業中心、コンテナも木で作られたものだったんですよ。 今は生産量が日本一ですが、地域で玉ねぎ生産が始まったころはゼロからのスタート、他の山地を目標にして皆で切磋琢磨し、ここまでの生産地に育ちました。 川の氾濫やひょう害といった自然災害も本当に脅威で、共済などが整備されていない時代は農業を続けること自体ままならなくなることも数多くありましたが、地域の農家の助け合いもあり、さらに生産組織も大きくなることで日本一の生産地になりました 消費者に認められるものを 品質面でまず意識していることは、安全、安心を含め、消費者の方々に認めてもらえるものづくりです。 北見市は、夏の最高気温が全国と比べても高いですが、寒暖の差が激しく、玉ねぎ生産に適した気候です。特に夏場は乾燥していて、朝と夜は涼しいので、実のしまった良質な玉ねぎが育ちます。 また、味はもちろんですが、玉の大きさ、黒い斑点が無いことや色の濃さなど見た目の美しさも含め、消費者の皆さんに手に取ってもらい、選ばれるものづくりができるようになるまでは本当に大変な道のりでした。 最近は機会化も進み、よりたくさんの量を生産できるようになりましたが、昔は手作業中心で手間も労力も大変なものでした。機械化による効率的な作業は生産量増加だけではなく、時期や育成状況に合わせた最適な作業を可能にし、品質向上にも結びついているんです。手作業では、植え付けや収穫に多くの時間がかかってしまうため、人手不足の今の時代では、ここだと思う最適なタイミングで手早く作業を行うことができませんから。 消費者に認められるものを 品質面でまず意識していることは、安全、安心を含め、消費者の方々に認めてもらえるものづくりです。 北見市は、夏の最高気温が全国と比べても高いですが、寒暖の差が激しく、玉ねぎ生産に適した気候です。特に夏場は乾燥していて、朝と夜は涼しいので、実のしまった良質な玉ねぎが育ちます。 また、味はもちろんですが、玉の大きさ、黒い斑点が無いことや色の濃さなど見た目の美しさも含め、消費者の皆さんに手に取ってもらい、選ばれるものづくりができるようになるまでは本当に大変な道のりでした。 最近は機会化も進み、よりたくさんの量を生産できるようになりましたが、昔は手作業中心で手間も労力も大変なものでした。機械化による効率的な作業は生産量増加だけではなく、時期や育成状況に合わせた最適な作業を可能にし、品質向上にも結びついているんです。手作業では、植え付けや収穫に多くの時間がかかってしまうため、人手不足の今の時代では、ここだと思う最適なタイミングで手早く作業を行うことができませんから。 品質を支えるのは生産現場だけでなく、品種にも大きく関わっています。長い歴史のなかで培われた品種と、より美味しく、いいものを作りたい、という地域の生産者の意思が、全国の消費者に選ばれるものづくりに結びついています。どうしたら消費者の方々の喜んでもらえるかを常に考え、品種や栽培技術に活かしてきました。このような改善は一農家だけではなく、地域全体の農家が協力して成し得るものです。今でも生産部会主催の講習会を定期的に開き、最新の栽培技術や新たな病害虫などの知識を皆で共有することで、品質を高める努力を続けています。これまでの歴史の中でもそうですが、地域の連携によって困難を乗り越え、より良いものを作ることができます。 品質を支えるのは生産現場だけでなく、品種にも大きく関わっています。長い歴史のなかで培われた品種と、より美味しく、いいものを作りたい、という地域の生産者の意思が、全国の消費者に選ばれるものづくりに結びついています。どうしたら消費者の方々の喜んでもらえるかを常に考え、品種や栽培技術に活かしてきました。このような改善は一農家だけではなく、地域全体の農家が協力して成し得るものです。今でも生産部会主催の講習会を定期的に開き、最新の栽培技術や新たな病害虫などの知識を皆で共有することで、品質を高める努力を続けています。これまでの歴史の中でもそうですが、地域の連携によって困難を乗り越え、より良いものを作ることができます。 北見玉ねぎの美味しさ 北見の玉ねぎは生産量が日本一で、全国どこに行っても美味しく食べられることは当然になっていますが、昔はうまく仕上がらないものや腐敗も多かったんです。 そのような中で築き上げられた、ぎゅっと玉締まりのいい玉ねぎなんです。 水分量が少ない、ぎゅっと実の締まった玉ねぎは、生で食べると辛みが強いのですが、本来持っている甘みが実はとても高いんです。加熱すると辛みがなくなり、甘さだけが残ってほっくりと甘く、しかも水分量がすくないので、加熱していく中でもべたっとなりにくい、まさに調理した時にこそ美味しく食べられる玉ねぎなのです。家庭ではもちろんですが、ぜひ日本一の北見玉ねぎを、北見市内の飲食店でも味わってほしいですね。 北見玉ねぎの美味しさ 北見の玉ねぎは生産量が日本一で、全国どこに行っても美味しく食べられることは当然になっていますが、昔はうまく仕上がらないものや腐敗も多かったんです。 そのような中で築き上げられた、ぎゅっと玉締まりのいい玉ねぎなんです。 水分量が少ない、ぎゅっと実の締まった玉ねぎは、生で食べると辛みが強いのですが、本来持っている甘みが実はとても高いんです。加熱すると辛みがなくなり、甘さだけが残ってほっくりと甘く、しかも水分量がすくないので、加熱していく中でもべたっとなりにくい、まさに調理した時にこそ美味しく食べられる玉ねぎなのです。家庭ではもちろんですが、ぜひ日本一の北見玉ねぎを、北見市内の飲食店でも味わってほしいですね。